第24回飯伊病診部会学術研修会・特別講演会
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2月9日(土)にシルクホテルで開催された第24回飯伊病診部会学術研修会・特別講演会に出席しました。
学術研修会では4つの演題発表がありました。
ワルファリンとメトロニダゾール併用による抗凝固能が亢進した症例、がん化学療法によるステロイド高血糖の症例、感染対策チームの活動、「出前健康講座」の活動の報告がありました。発表を通して病院での薬剤師の活動を知ることができ、とても興味深かったです。
特別講演会は、飯田病院循環器内科の横田大介先生をお招きして、「動脈疾患/静脈疾患と薬剤」~循環器領域におけるいわゆる血液サラサラ薬~というテーマでご講演頂きました。
動脈疾患では、冠動脈ステント治療について実際の画像を用いながら紹介して頂き、治療後の抗血小板剤の使い方を詳しく説明して頂きました。
静脈疾患では、静脈血栓塞栓症(急性肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症)の病態について説明して頂き、抗凝固薬(DOAC)のそれぞれの特徴について説明して頂きました。
実際の血管画像を見る機会はないので、バルーンで拡げてステントを入れることによって、詰まった血管に再び血液が流れ出す様子はとても感動的でした。