糖尿病・代謝研究会
投稿日: カテゴリー:学習会 from:sio
13日の夜、シルクホテルで開催された「糖尿病・代謝研究会」に出席しました。
☆General Presentation
『糖尿病における薬剤師としての服薬支援・指導の現状とその意義』 川上薬局 川上 達也先生
薬局部会の薬剤師に対して行った「糖尿病療養手帳」の認知度・活用度等のアンケート調査の結果を交えながら、ポリファーマシーやアドヒアランスの問題、「服用薬剤調整支援料(125点)」「重複投薬・相互作用等防止加算:残薬調整に係るものの場合(30点)」等の保険薬局の点数についても紹介してくださいました。
☆Keynote Lecture
『糖尿病における治療継続を高めるには?~多職種連携の重要性~』 佐久市立国保浅間病院 地域医療部長・糖尿病センター長 仲 元司先生
・糖尿病患者さんの治療中断率は年8%という調査結果が出ており、中断の理由は、経済的・通院困難・仕事が忙しい・待ち時間が長い・症状がない・薬を飲みたくない・スタッフと合わないなど様々である。
・糖尿病の医療とは患者さんに寄り添うものであり、患者さんの「生活を知る」ことから医療が始まる。糖尿病はチーム医療に向いている。患者さんの生活を見える化するツールとして「リブレプロ」は有用である。
・「糖尿病は一生付き合う病気であり、軽く見てはいけない」と最初に伝えることも重要。
・中断対策として大切なことは、「皆、心配している」というメッセージを送り続けること。
・内服あるいは注射忘れが減れば、血糖コントロールは必ず良くなる。残薬をなくす工夫が必要である。
・糖尿病は地域連携にも向いている。
先生は友の会活動・糖尿病カフェ(勉強会)・マレットゴルフ大会・劇団など様々な活動をされておられます。一緒に活動されているスタッフの皆さんもとてもイキイキされていて感服しました(*_*;