メーカー学習会を行いました。
今月はB型慢性肝炎治療薬:ベムリディ®錠25mgについて学習しました。
成分はテノホビル アラフェナミド フマル酸塩(TAF)です。
肝細胞内で活性代謝物のテノホビル二リン酸に変わるプロドラッグです。
従来のB型慢性肝炎治療薬:テノゼット錠®300mgの成分は、
テノホビル ジソプロキシル フマル酸塩(TDF)です。
成分は同じですが、修飾されている側鎖が異なります。
ベムリディ®錠は、血漿中での安定性と細胞移行性が大きく改善されており、肝臓に効率的に移行し、活性代謝物に変換されます。そのため、テノゼット錠®の1/10以下の用量で同等の効果が得られることが認められています。
またテノゼット錠®と比較して副作用が少ない薬剤になっています。
B型慢性肝炎治療の第一選択薬として、新たな薬剤が加わりました!