先日、注意欠陥/多動性障害(以下AD/HD)治療薬である“インチュニブ錠”の学習会を行いました。成分はグアンファシン塩酸塩です。
AD/HD治療薬としてよく使われているコンサータやストラテラとは作用が違うとのことで、前頭前皮質の後シナプスに働きかけシグナル伝達を増強すると考えられているそうです。作用メカニズムについて完全には解明されていないため、現時点では「想定される作用」とのことでした。
適応は“小児期における”AD/HDということで、基本的には6歳以上18歳未満の方が対象となるようです。
主な副作用としては傾眠・血圧低下・頭痛などがあるようですが、小児期対象の薬だけに“血圧低下”への対応は難しそうだなと個人的に思いました。