糖尿病・代謝研究会
投稿日: カテゴリー:かなえひまわり薬局日記, 学習会 from:sio
11日の夜、シルクホテルで開催された「糖尿病・代謝研究会」に出席してきました。ひまわり薬局からは4名出席しました。
「DPP-4阻害薬によってもたらされたパラダイムシフト」についてご講演頂きました。
・ここ10年で2型糖尿病患者さんの平均HbA1c値は改善してきており、2013年には7%を切った。
・2型糖尿病患者さんの平均年齢とBMI値は上がってきており、高齢者、肥満の患者さんが増えている。
・低血糖を来たさずに血糖値をいかに下げるかが重要であり、血糖変動を小さくするためにDPP-4阻害薬は有効であり、さらにα-GI+DPP-4、BG剤+DPP-4など組み合わせることにより、相乗効果が期待できる。
・DPP-4阻害剤によって、心血管イベント、認知機能障害、骨粗鬆症、サルコペニア(加齢による筋力・身体機能の低下)が改善されたという研究もある。
・DPP-4の週1回製剤・配合剤なども用い、患者さんのQOLやライフスタイルに応じた治療が重要である。
などなど、様々なStudyの成績や膨大なデータを基に、現在の糖尿病治療について学んできました。