メーカー学習会:コンサータ錠、ビバンセカプセル流通管理システムについて
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注意欠陥/多動性障害(ADHD)を効能・効果とする中枢神経刺激剤であるコンサータ®錠、ベバンセ®カプセルの流通管理の変更について学習しました。
新しい流通管理体制では、医師が薬を処方する前にあらかじめ、患者のイニシャル・性別・生年月日、第三者から得た患者の症状に関する情報源などを登録システムに登録することが義務付けられました。
処方医の登録も厳格化され、日本小児科学会認定の小児科専門医であり学会の会員であること、ADHDの症例報告の提出や論文を執筆している医師であることなど、また登録の定期的な更新も定められています。
調剤する薬局も、eラーニングに合格し、事務局に必要書類を提出し登録された薬局でなければ調剤することができません。また調剤する際には、処方箋の他、患者カード、身分証明書の3点が必要となり、登録システムで調剤時確認事項(6項目)を確認したうえで、調剤内容を登録し、調剤・薬剤交付をします。
2019年12月1日より登録が始まっており、これまで処方されていた患者さんは2021年1月1日までに登録が必要となります。