第14回飯伊薬剤師会学術研究発表会
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11月21日(水)やまなみ薬局で開催された第14回飯伊学術研究発表会に出席しました。
今年度は4つの演題発表がありました。
1.『ism-Linkにおける調剤情報活用とその実現方法』 株式会社エムティーアイ モバイルサービス営業本部 地域医療連携担当 内山嘉之氏
ism-Linkと調剤情報の連携システムを発展させることで、今後普及が予想される電子お薬手帳のシステムを容易に導入することが可能である・・・というお話だったようです。私は遅刻してしまい、拝聴することができませんでした(*_*;
2.『災害時における薬剤師の活動~明日起こるかもしれない災害に備えて~』 やまなみ薬局 牧内豊先生
一般社団法人日本災害医師会が主催するPhDLS(Pharmacy Disaster Life Support;災害薬事研修会コース)に参加し、災害医療の知識や基礎、フィジカルアセスメント、薬事トリアージなど、研修されてきたことを紹介して頂き、災害時に薬剤師が行える活動について提案してくださいました。
3.『高齢者における医薬品適正使用の取り組み』 健和会病院 鈴木道也先生
ポリファーマシーによる薬物相互作用や服薬アドヒアランス低下など、薬物治療における諸問題が社会的課題として注目され、ポリファーマシーについては診療報酬上でも評価されるようになった。健和会病院における「薬剤総合評価調整加算(250点)」の算定状況と現状の問題点を報告してくださいました。
4.『糖尿病における薬剤師としての服薬支援・指導の現状とその意義』 川上薬局 川上達也先生
薬局部会会員に対して行った「糖尿病療養手帳の認知度・活用度等」のアンケート調査の結果を交えながら、ポリファーマシーや服薬アドヒアランスの問題、「服用薬剤調整支援料(125点)「重複投薬・相互作用等防止加算(30点)」等の保険点数について紹介してくださいました。医師会の先生からは、糖尿病療養手帳に何でもいいから(例えば「薬飲めてます」だけでもいいから)書いて欲しいとご要望を頂いているそうです。