第13回学術研究発表会
投稿日: カテゴリー:かなえひまわり薬局日記, 学習会 from:sio
11月29日(水)にやまなみ薬局で行われた第13回学術研究発表会に出席しました。
今年度は「薬局における継続又は新たな取り組み状況について」をテーマに、5つの演題発表がありました。
1.『まちゼミへの取り組み』 柴田薬局 石毛琢己先生
飯田市では、商店・地域の活性化のため、店主やスタッフが講師となり、少人数のお客様を相手に「まちゼミ」という無料講座を開催しており、柴田薬局さんも毎年開講しておられるそうです。今年度は「かんたん台所漢方」と「アロマオイルを使って手作り体験をしよう!」の2講座を開講され、その様子を紹介してくださいました。アロマ口座は結構リピーターも多いそうです(^^♪
2.『散薬調剤ロボットDimeRoを導入して』 やまなみ薬局 大島涼子先生
「散薬調整ロボットDimeRo」は、レセコンでデータを送信すれば、あとはボタンを押すだけで散薬の調剤が開始されるという散薬分包機です。DimeRoが動いている様子を動画で紹介してくださいました。
3.『“在宅”参上致します』 会営薬局 小室佳世子先生
手作りのお薬箱やお薬カレンダーを作成し、うまく服薬できていなかった患者さんが、確実に薬を飲めるように、そして薬剤師の在宅訪問を楽しみに待ってくれるようになった症例を発表してくださいました。また、失敗例についての紹介もありました。
4.『当店におけるセルフメディケーション推進活動』 中山薬局 中山隆夫先生
OTCを買いに来られた方に対し、「応急処置」としてのOTC薬を提案し、さらに身体作りとしての「食」の提案や、自然治癒力を高めるための「漢方」や「サプリメント」の紹介を行っているそうです。検査値に異常のある方に、漢方薬やサプリメントをお勧めし、検査値が改善した2症例を紹介してくださいました。
5.『糖尿病連携手帳に関するアンケート』 飯伊薬剤師会学術部 松村昌俊先生
10月11日に飯田医師会と初めて開催された協働セミナーの中で、糖尿病患者さんにおける残薬情報や処方提案を、「糖尿病連携手帳」を活用して行ってほしいとの依頼が医師よりありました。当日参加された58名の薬剤師を対象に、「糖尿病連携手帳」に関するアンケート調査(認知度、活用状況など)を行い、その結果を報告し、考察してくださいました。